#62 タマホームの窓で気を付けること お得なサッシはどれ? 我が家の失敗ポイントは!?

#62 タマホームの窓で気を付けること   お得なサッシはどれ? 我が家の失敗ポイントは!?

タマホームの窓についてのお話です。引き違い窓とか、たてすべり出し窓とか、いろいろありますが、タマホームではどれを選ぶのがお得なのか、断熱性能はどれが良いのか、など、我が家で経験したことを踏まえて、気を付けたほうがいいなぁと思ったことを紹介したいと思います。

■内容
#62 タマホームの窓で気を付けること – お得なサッシはどれ? 我が家の失敗箇所は?
今回の話は、タマホームの窓についてです。
窓というか、サッシですよね、引き違い窓とか、たてすべり出し窓とか、いろいろありますが、タマホームではどれを選ぶのがお得なのか、断熱性能はどれが良いのか、など、我が家で経験したことを踏まえて、気を付けたほうがいいなぁと思ったことを紹介したいと思います。
内容は、以下の7点です。

1. タマホームの窓の費用
2. タマホームの標準仕様
3. お得なサッシはどれ?
4. 断熱性能を引き上げるためには?
5. シャッターを付けるときの注意点
6. 外観も配慮しよう!
7. 我が家の失敗箇所

では、順番にいってみましょう。

・タマホームの窓
まず、タマホームの窓についてですが、タマホームには標準仕様というタマホームのルールがあって、このルールからはみ出さなければ、費用がアップすることはありません。

ちなみに、タマホームの建物本体の費用は、延床面積だけでサクッと決まります。窓の費用がいくらで、キッチンがいくらでって細かく計算なんかしません。

で、繰り返しになりますが、タマホームの標準仕様のルールをはみ出さなければ、この建物本体の費用がアップすることはありません。
つまり、タマホームの標準仕様のルールをはみ出さない範囲で、一番お得なサッシを選択しないと、損をするよっていうことです。

・タマホームの標準仕様
で、タマホームの標準仕様の中身の話ですが、「大安心の家」というグレードの場合だと、
サッシのメーカは、YKK APとLIXILから選択することができます。

サッシの種類は、引き違い窓、たてすべり出し窓、横すべり出し窓、FIX窓などから選択することができます。

サッシの性能は、複合樹脂サッシという、内側のフレームが樹脂、外側のフレームがアルミでできたサッシで、ガラスはLow-Eで断熱処理されたペアガラスになっています。

最近では他の住宅メーカーもこれがスタンダードなグレードになっていて、我が家もこのグレードです。この標準仕様で夏や冬もエアコンがちゃんと効くし快適なのですが、寒い地域で断熱性能を上げたいとか、電気代を節約したいということであれば、オプションで、オール樹脂のフレームや、トリプルガラスのサッシを選択することもできます。

窓の数も標準仕様のルールで決まっていて、例えば、6帖の部屋だと、大きな窓1つと小さい窓1つとか、リビングだと、吐き出し窓2つと、小さい窓1つとか、付けることができる窓の数や大きさが決まっています。

・お得なサッシはどれ?
では、標準仕様の中で、一番お得なサッシはどれかということですが、
それは、すべり出し窓です。
表にするとこんな感じなのですが、すべり出し窓の価格が一番高くて、機密性能も良いです。
扉が隙間なくぴたっと閉めることができるので、気密性が良く、隙間風は入ってきません。

一番ダメなのが、引き違い窓で、価格も一番安くて、気密性能も悪いです。
ここや、ここらへんが完全に密閉できないので、気密性が悪くて隙間風が入ってくるというわけです。

この引き違い窓は、ローコスト住宅や賃貸住宅でよく使われる窓なので、これを使うと外観がとても安っぽく見えます。なので、引き違い窓だけは絶対に選んではいけないのですが、特にこだわりが無ければ、この引き違い窓で建築が進んでしまうかもしれません。
というのも、これは、営業さんが作ってくれた我が家の間取り図なのですが、全て引き違い窓になっていて、なにも言わなければ、そのまま引き違い窓になるところでした。

ま、これはタマホームのあるあるなのですが、施主がちゃんとチェックしないとタマホームで良い家を建てることはできません。タマホームの営業さんは忙しいので、なるべく打合せの回数を減らしたいと考えています。こうしたらいいですよという提案をすると、お客さんが迷ってしまって、もう少し考えさせてくださいってなるのが、いやなんだと思います。なので、タマホームの営業に任せっきりだと、いろいろ損をしている可能性があります。施主が頑張って勉強して、施主が提案するしかないということです。

話をもとに戻して、すべり出し窓が一番いいという話をしましたが、すべり出し窓にも欠点があります。
それは、大きな窓が作れないということです。が、その問題は、すべり出し窓を複数作れば解決します。

我が家では、両側をたてすべり出し窓にして、真ん中をFIX窓にしてみました。見た目もおしゃれになったように思います。窓が3つなので、お値段も3倍のはずですが、標準仕様の範囲のようです。

別の部屋は、大きなFIX窓に、たてすべり出し窓がドッキングした窓にしてみました。お値段も結構高いはずなのですが、これも標準仕様の範囲のようです。

こんな感じで、タマホームの窓に関しては標準仕様の解釈の幅が広いです。安い引き違い窓を採用すると、ほんと損をすることになると思うので、すべり出し窓やFIX窓を使って標準仕様に収まる組み合わせを、営業さんに相談してみることをお勧めします。

・断熱性能を引き上げるためには?
気密性能の良い縦すべり出し窓やFIX窓をチョイスしたとしても、大きな窓や、たくさんの窓をつけてしまうと、断熱性能が下がってしまいます。寒くなるってことですね。
この断熱性能を上げるためには、窓の大きさを小さくしたり、窓の数を減らしていかないといけません。最近の高性能住宅は、ほんと窓が少ないので、とても効果があるのだと思います。

思いますが、ただで大きな窓がつくのに、つけないなんて、なんか損をしている気がして、なかなか踏み切れないのですが、悩んだ挙句に、一つだけ窓を付けなかった箇所があります。それは、トイレです。トイレって寒いですよね。なので、ここだけ頑張って、窓を無くしてみました。結果、寒さはあまり感じないので、良かったと思っています。

とはいえ、それ以外のところは、大きい窓の方が明るいし、小さくすることに抵抗があるかもしれません。
ちなみに、ロールカーテンを下ろして、窓が小さくなったら、どれくらい明るさに差があるかを試してみました。
どうでしょうか? 日差しが入ると、窓が多少小さくても、部屋は明るくなるので、窓を小さくしても大丈夫かなと思いました。
ただ、リビングは大きい窓を付けて明るくしたいですよね。そんなときは、オプションでアルゴンガス入りに変更しましょう。1.3倍程度断熱性能がアップするようです。差額は窓1つあたり千円程度なので、とてもコスパの良い変更だと思います。我が家の場合は、地域限定サービスでアルゴンガス入りになっていたのでラッキーでした。
さらに、オール樹脂サッシに変更するのもありかなぁと思います。価格差も窓ひとつあたり1万円くらいで、断熱性能は2倍になります。思ったほど高くないので、検討してみる価値はあります。

・シャッターを付けるときの注意点
あと、シャッター付きの窓を付けるときの注意点ですが、2つありまして、1つは、窓枠が出っ張るということです。かなり出っ張ります。外観が悪くなるので、注意が必要です。もう一つは、シャッターは引き違い窓にしかつかないということです。おしゃれな窓にしたい・・けどシャッターが付かないということで、我が家でも迷った挙句に、1Fリビングのこの窓だけ、シャッターを付けるために、残念ですが引き違い窓にしています。やっぱり、見た目がかっこ悪いです。

・外観も配慮しよう!
そして、窓を付けるときに、平面図ばかりをみて、位置を決めがちなのですが、最後に、家の外観をみて、窓の位置がおかしくないかをチェックする必要があります。
我が家も、一通り窓の位置を決めた後、外観をみたら、窓の位置がでこぼこしていて、とてもかっこ悪い外観になっていました。このでこぼこした窓のラインをそろえることで、外観がかっこよく見えます。
ただ、あまり外観にこだわりすぎると、使い勝手の悪い窓の位置になってしまうので、ある程度合わせるという位でいいのかもしれません。我が家では、この窓のラインを合わせたかったので、窓の位置を移動した結果、家の中の窓の位置は、ここになってしまいました。右の窓は手の届かない高い位置になってしまって、左の窓は、低すぎる位置になってしまっています。使い勝手を優先するのかデザインを優先するのかの選択をしないといけない箇所も出てくるというわけです。

・我が家の失敗箇所
最後に、我が家の失敗箇所を紹介します。

1つ目は、全体的に、窓が多すぎかなということです。
最近の断熱性能にこだわっている家は、ほんと窓が少ないです。なので、そもそも断熱性能のよくないタマホームで快適に過ごすためには、もう少し窓を減らさないとダメなんだと思います。

2つ目は、窓が大きすぎたかなということです。
家を建てるときは、大きい窓の方が明るいし、金額が変わらないなら、大きい窓を付けないとってなるんですが、多少小さくしても、そんなに明るさは変わらないので、であれば、少し小さめの窓にして、断熱性能をアップさせた方が良かったかなぁと思っています。
この、明り取りの窓も大きすぎですね。もう少し細い窓にしても良かったかなと思っています。

最後、3つ目は、窓枠をオール樹脂にしておけばよかったかなぁということです。
タマホームの標準仕様の、アルミと樹脂の複合サッシでも、エアコンはしっかり効いて快適なのですが、オール樹脂に変更しておけば、断熱性能は2倍なので、もう少し電気料金が節約できるように思います。
オール樹脂のサッシってとても高いと勝手に思っていて、見積もりも取らなかったのが、そもそもの失敗でした。
計算してみると、2,30万円くらいでオール樹脂サッシに変更できるので、これだったら、節電で10年くらいで元が取れたんじゃないかと、とても後悔しています。

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