新築なのに欠陥だらけのアパート 床が歪み、洗面所から下水のような臭い… 責任は誰に?

新築なのに欠陥だらけのアパート 床が歪み、洗面所から下水のような臭い… 責任は誰に?

7月末にできた札幌市内の新築アパート。しかし、入居してみるといたるところで床が歪み、ベランダには常に水たまりが。欠陥だらけのアパート。責任は誰にあるのでしょうか。

「すみません、お願いします」

札幌市内のマンションに住む三上さん。妻と小学3年生の娘との3人暮らし。部屋の間取りは3LDKで、家賃は10万円を超えます。2か月前にできたばかりの新築物件で快適な生活を送るはずが…。

前田愛奈記者
「うおー、どんどん転がっていきますね」

こちらはリビングの床。ビー玉が転がる様子から床がゆがんでいるのがわかります。床のゆがみはリビングだけではありません。一番目立つのが…。

前田愛奈記者
「これは結構違いますね!」「あーあーあー」

トイレでもビー玉が勢いよく転がっていきました。問題はお風呂場や洗面所にも。入居してからずっと下水のような臭いが続いているといいます。さらに…。

三上徹さん
「こんな感じで」

前田愛奈記者
「え、押したら揺れるんですか」

三上徹さん
「上のビスが止まってないとか」

ベランダにも問題が。水はけが悪く常に水が溜まっている状態。夏は虫が湧いてしまったそうです。さらに排水口はむき出しです。

三上さんがこれらの問題に気がついたのは入居後。入居ギリギリまで工事をしていたため内見ができなかったといいます。

修繕してほしいという三上さんの訴えに管理会社は…。

「施工業者の代表取締役の方とお話ししており、秋ごろに施工しなおすとのことで、オーナー様および弊社には返答いただいております」

三上徹さん
「ベランダだったり床の話は管理会社にはしているが、結局修繕のめどや時期が明確にならずに直す直さないを含めふわふわした状態」

管理会社はHTBの取材に対し「不具合については把握しております。施工業者には修繕するようにお願いしております」と話しています。

不動産トラブルに詳しい石川弁護士は…。

不動産トラブルに詳しい石川和弘弁護士
「1番大きい問題はリビングやトイレの「不陸(傾き)」。1000分の6ミリ以上の傾斜があれば、建物自体に問題がある可能性がある。測定したほうがいい。管理会社からすると、建築会社の責任だっていう風に思っているのかもしれません。不可抗力だという言い分は通らない。借りている人が直してくださいと貸している側にお願いすれば、貸している側は応じないといけないという義務がある。」

新築なのに欠陥だらけ…三上さんの不安な新生活はいつまで続くのでしょうか。

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